今日のニュースは
高市首相は経済対策の財源について、「税収の上振れなどを活用してもなお足りない分は国債の発行により賄う」と説明。当初予算と補正予算を合わせた補正後の国債発行額は、昨年度の補正後の42.1兆円を「下回る見込みだ」とした。
経済対策では「財政の持続可能性にも十分配慮した」と説明。強い経済を構築して成長率を高めていくことで、政府債務残高対国内総生産（GDP）比を引き下げるとし、「財政の持続可能性を実現し、マーケットからの信認を確保していく」と述べた。
高市首相、今年度補正後の国債発行額は「昨年度の42.1兆円下回る」 – Bloomberg
お、おう超強気。
本当に強い経済を構築できるのか
未来のことは誰にも分からないので何とも言えない
この様な時、凡人は
自身の経験を頼りに未来を予測しようとする
バブル崩壊
↓
日銀はすぐに利下げせず経済悪化
↓
国の財源足りないから消費税導入
↓
竹中平蔵氏の「生涯派遣」という働き方が広がり
労働者の賃金低下や労働組合の弱体化
↓
公共事業中心の景気刺激策は
地方自治体による事業実施が多く
地方債の増加や過大な財政支出を引き起こしましたが
経済対策は長期的な経済成長につながらない
↓
民主党政権時代
財源不足やマニフェストの未達成、官僚との軋轢、政治運営の混乱
なによりも消費増税
↓
アベノミクスで、株価は上がったけど
円安効果で企業収益は増加しましたが
輸入インフレにより家計の可処分所得が減り
実質賃金が下がって国内消費が冷え込みました。
↓
and NOW
うーん、凡人には良い未来が見えない。
さすが"失われた30年"は伊達じゃない。
そして、賢者は歴史から学ぶ
一応の同盟国である、強いアメリカに至った歴史から
レーガノミクスに着目してみる
1980年代のレーガン政権が行った経済政策で
レーガノミクスの主要政策は以下の4本柱で構成されます。
1.財政支出の増大（特に軍事支出の大幅増加）による経済刺激。
2.大幅な減税（個人所得税・法人税の減税）によって労働意欲や投資を喚起。
3.規制緩和による企業活動の促進。
4.マネーサプライのコントロールによるインフレ抑制（実質的には金融引き締め政策）。
積極財政としては主に軍事費の増大により政府支出が増加しましたが
同時に大幅な減税や規制緩和で民間投資と労働供給を活性化させる狙いがありました。
結果としては
スタグフレーションの克服や経済回復に一定の成果を上げましたが
財政赤字（双子の赤字）が拡大したことや
所得格差の拡大などの課題も指摘されています。
つまり
レーガノミクスは積極財政の一面もありましたが
単なる支出増ではなく減税や規制緩和と組み合わせた
複合的な経済政策で経済回復を図ったものでした
高市首相の政策は
今のところアベノミクスの継承の様に見えます。
ただ、"資産運用立国"は目指してない様な印象ですが。
それはともかく、アベノミクスとレーガノミクスの差は
減税できなかったことが大きかったと考えています
異次元の金融緩和→企業業績好調→賃金上げても良いかな→
消費税増税します→キュッ(財布を閉める音)→消費意欲縮小→企業業績横ばい→
賃金上げられない→円安で株価は好調→金融資産を持っている人は潤う→貧富の差が拡大
サナエノミクス（仮）とレーガノミクスの差は
労働供給の活性化にを行うかどうかだと考えています
レーガノミクスは軍事支出の大幅増加で
雇用を強制的に創出しています。
高市首相の政策での
労働時間規制の緩和と働き方の柔軟化では迫力不足のような気が。
人材育成、中途採用促進、転職支援だけでは
GDPを押し上げられるのかな、と
低賃金の労働者が少なくなれば、相対的に賃金上がるけど
それと一緒に物価も上がるから、イタチごっこだし。
人口減少でインフレと共に歩む国を目指すのなら
労働生産性を上げるしかない
それには
フィジカルAI(ロボット)に頑張って貰うことだと思っています
※機械科卒だから特にそう思うのかも
総括
AIは今は高値だけど、将来はもっと活用する場が広がる
今のAI関連事業には様々な問題がありますが
ドットコムバブルの様に
インターネット関連インフラをどんどん整備したけど
インフラ拡大速度の鈍化により過剰投資・過剰供給となってバブルが崩壊しました
今のAIバブルが崩壊するとしたら
データセンターへの過剰投資や電力が足りなくて過剰供給によるものだと推測されます
崩壊してもデータセンターは残り
教育されたAIデータは消える訳ではありません。
そこから更に訓練を続ければ
費用や可動部の制約から、何かに特化した自律型ロボットが
そして汎用性を持ったヒト型になる日も近いのでは
そんな未来にする為に、企業活動に投資を続け
自分も豊になる世界となることを祈りつつ
おやすみなさい
