251121_あらゆる市場で信用リスクが勃発している。どう立ち向かえば良いのか

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今日のニュースは

21日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落した。終値は前日比1198円(2.40%)安の4万8625円だった。米半導体大手エヌビディアの好決算を受けて前日は一時2000円強上昇したが、人工知能(AI)投資の過熱感に対する投資家の不安は根強く、一転売りに見舞われた。もっとも相対的に割安な銘柄には買いが向かうなど、売り一辺倒ではない。

日経平均終値1198円安 AI売りでも広がる割安物色、東証8割が上昇 – 日本経済新聞
記事からは、株価が高値圏だから利確する心理が働いたのが、原因との印象を受けました。

でも長期金利が上がっていることを考えると
企業業績だけの話ではないと思っています

そこで、個人的にAIバブル懸念が騒がれたところまで
遡って考察してみました。

長期投資家にとって、市場心理を理解しないと
狼狽売りや高値掴み等、予期しない行動を取って
機会損失に繋がるから、この作業は非常に重要なことだと考えています

まずは

メタ・プラットフォームズは人工知能(AI)開発競争で優位に立つための投資資金の一部として、10月に約600億ドル(約9兆2450億円)の調達に成功した。このうち半分は同社のバランスシート上の負債に出てこない。

  メタは債務を完全にバランスシート外に置くという最近人気化している手法をとった。この手法は、財務の健全性に対する影響を抑えつつ、巨額の資金を調達できる。

  今回の600億ドルのうち半分は、オルタナティブ資産運用会社ブルー・アウル・キャピタルに関連する特別目的事業体(SPV)に負債として計上される構造で、モルガン・スタンレーがまとめた。残り300億ドルをメタは比較的容易に、通常の手段に従って社債市場で先週調達した。

メタの巨額資金調達、半分は簿外-ウォール街が金融工学でAI投資支援 – Bloomberg
不安の引き金としては
10月頭頃にでたエヌビディアとOpenAIの循環取引まがいの
資金の流れがニュースになったところだと思いますが

確信に至ったのは、
11月4日にメタが簿外で資金調達した、このニュースからだと思っています。

そして
上図のナスダック100指数をみてみると
記事が公開された11月4日の株価をほぼ上値に
下落基調になっていることから
これがAIバブルを意識させたのでないかと考えています

そして

プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資業界はジレンマに直面している。投資回収の主要な手段である新規株式公開(IPO)市場は徐々に再開しつつあるものの、全保有株を売却して完全に資金を回収できるほどではない。

  一方、出資先企業に借り入れをさせて資金を調達すると、そのバランスシートに債務が積み上がり、株式投資家を警戒させてしまう。

同社は先月、防犯関連企業ヴェリシュアのIPOを通じて同社への出資比率を引き下げるとともに、残りのヴェリシュア株を保有する特別目的会社(SPV)を簿外に設置し、このSPVを通じた債券発行により10億ユーロ(約1780億円)を調達した。

PE会社が欧州で投資回収の新手法-IPOと簿外の債券を組み合わせ – Bloomberg
11月11日のこの記事で、未公開会社がメタと同様の手口で資金調達していて

極めつけは本日11月21日の記事

未公開企業は、もはや無視できない存在となっている。調査会社ピッチブックのデータによると、世界には評価額が10億ドル(約1600億円)以上に達する非上場企業が約1600社あり、11月5日時点でその合計評価額は約6兆5000億ドルに上る。これは昨年末比で22%の増加となる。このうちオープンAIとイーロン・マスク氏のスペースXは、もし上場していればS&P500株価指数構成企業の中で時価総額上位25社に入る規模だ。

OpenAIの時代、アナリストは未公開市場へ-需要旺盛、AIへ対抗策にも – Bloomberg
未公開株へ資金が流入している。

以上の事から、結論として

株式市場は高値で下落が怖いので一旦利確し
未公開株へ資金が流入している状態ではないかと考えられます


でもそれって
信用リスクが高いものに資金が流入しているということ

しかも簿外で、負債を隠しているとか

リーマンショックの時のサブプライムローンの再来では?

サブプライムローンとは
本来低格付けであるべきところを格付け会社が過大評価し
高格付け(AAAなど)を付けていたことが大きな問題でした。
この格付けの不適切さが世界的な金融危機・信用収縮に発展しました。

そして今回の長期金利の上昇は
高市首相の積極財政で財源大丈夫なの? という債券市場の不安

全ては
市場心理が不安に包まれていることが原因だと考えられます。

総括

あらゆる市場において信用リスクが懸念されている
エヌビディアの決算を真に受ければ
AI需要は堅調で来期も増収増益を維持できそうだし
今後もAIは普及していくことは間違いないけど

データセンターの建築費用、電力不足、そもそもAIマネタイズできるのとか
AIが普及して実現化していくにつれて、"懐疑"が生まれているのではないかと思っています

つまり
著名投資家ジョン・テンプルトン氏の投資格言では
"強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、
楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく"

このことから、強気相場も中盤戦ではないかと思います。

個人的には
ドットコムバブルの様にPER100倍になった時が
"楽観の中で成熟し"

株価が急騰しているのに、その前に利確してしまって、ポジションを持ってない
置いていかれる。持ってない方がリスクだ。と誰もが思った瞬間に
"陶酔の中" となり

その直後に急落して、まだ反発するから大丈夫だと思ったが最後
市場から"消えていく"

短期投資家なら
"頭と尻尾はくれてやれ"を発動するしかないのだけど
常に物欲と戦っている状態で、まともな判断ができるのか怪しいところ

長期投資家なら
鈍感力で最高値でも買い続けていくために
不景気で仕事を失っても、積立を継続できる様に資金に余力を持つことが重要。
その後の下落でも定額積立をしていき、安値を少しずつ拾っていき
底値から回復し始めると、ドルコスト平均法の威力で複利が働き始める。
このストーリーを信じられるかが勝負の分かれ目

何回も言いますが
"アプリ消したから売却しない"なんてありえない
売却しないと危ないと思っているのならインストールし直して売却するでしょ

"長期投資には感情が邪魔なので、仏の心で臨んでるから大丈夫"
あなたはいつから修行僧になったのですか?
仕事以外の時間は自由に食っちゃ寝できるのでは
毎日、朝昼夕と正座してお経読んで、書いて、禅問答、作務、瞑想をしていますかと
修行をしていないあなたに仏の心はありません

凡人にできることは唯一つ

市場で何が起こっているのかを理解し
積立を続けることの意義を確かめていくことだけです


株価だけを見ると一喜一憂して、正常な判断ができなくなり、機会損失をするだけです。
ええ、かくいう私も痛い目に遭ってますし、これからも遭うのでしょう。
それでも損失を最小限にする為に、日々勉強を続けていきます。
それでは皆様と私の資産が不景気を乗り越えた先に
さらに増えることを祈りながら
おやすみなさい

機械科卒で設計一筋、社会人歴 - 1.5年。
当初はバイクパーツの修復とか自作が出来たらいいなと思って、現場で金属加工職志望だったのに。どうしてこうなった。。
一言でいえば"就職氷河期世代"だからなんだけどね。
そんな取り残された世代の自分が、どうやって楽しく日々を過ごせるかを、試行錯誤していきます。

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