251115_米株市場を解説した同じような記事でも、情報源が複数ある方が見えてくるものが違う。それを読み解く能力は養うべき

お金全ての記事日記
この記事は約5分で読めます。

今日のニュースは

14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比309ドル(0.7%)安の4万7147ドルで引けた。12月の米利下げを巡る観測の後退に伴い、ダウ平均は直近2日間で計1107ドル下落した。景気警戒に波及し、一般消費財など景気敏感株の下げが目立つ。もっとも、このところ弱かったテクノロジー銘柄には見直し買いも入っている。

NYダウ続落、2日で1100ドル超下落 12月利下げ論後退で景気警戒 – 日本経済新聞
最近の株価変動の要因をひとまとめにしたような記事でした

昨日の記事で情報源があった方が良いと述べましたが
実際に見比べて考察していきます

14日の米金融市場ではS&P500種株価指数が小幅続落。ハイテク株に買いが戻ったが、大量の経済データ発表を控えた慎重ムードの中、勢いは失速した。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、利下げの実現性に不安が広がっている。

【米国市況】ハイテク買い復活も金利見通しで失速、円は上げ幅失う – Bloomberg
Bloombergでも同じ様な内容ですが
こちらの方が、債券、外為、コモディティの状況も書いてあります。

記事を一通り読み終えてみて
市場が気にしているのは

①FRB当局者からは12月の追加利下げに否定的な発言が相次いでいるが
トレーダーらは労働市場の軟化の方がFOMCを説得する力が大きいとみている。

②追加利下げは労働市場を支える効果よりも
高インフレを定着させるリスクの方が大きいとの見方を示した。

以上のことから、市場心理としては
相場が混沌としてきたのでファンダメンタルズを見て
自分の現在地を確認したいと考えている


と個人的には読み取れました。

よって
11月20日に9月の雇用統計
11月21日に9月の物価調整済み賃金データを公表するので
少なくとも来週中はボラティリティが高い状態が継続すると考えています

そして企業業績以外の情報として

トランプ米大統領は14日、米国が「近いうちに」核のテストを実施すると語った。他の諸国も自国の兵器の試験を行っていることを理由に挙げた。

核爆発を伴う実験ではなく、原子力推進式兵器と核弾頭を搭載可能な兵器の試験を命じたのかはっきりせず、どちらを指すかで影響は大きく異なる。米国は1992年を最後に核爆発実験を行っておらず、再開すれば33年ぶりとなる。

トランプ氏「近いうちに核のテスト実施」-非核化が最善とも発言 – Bloomberg
米国の核実験発言。
核弾頭なのか、搭載する兵器のことなのか
判然としませんが

これは米の友好国ではない国を刺激する内容なので

地政学リスクが増大して、リスクオフ(リスクを避ける市場環境)になる可能性も浮上

この発言は

高市早苗首相(自民党総裁)は国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に伴い、非核三原則の見直し議論を与党内で開始させる検討に入った。首相は核兵器を「持ち込ませず」の概念が米国の核抑止力を低下させかねないとして三原則の見直しが持論。

高市首相、「非核三原則」見直し議論へ 「持ち込ませず」が焦点 | 毎日新聞
高市首相の発言に反応したものなのか

それとも
日中関係を冷やして、米国の利益を最大化しようとしているのか
①米国の戦略的利益
中国と日本の関係が悪化するとアジア地域において
自国の影響力を確保しやすくなると考えています。
米国は自国の軍事や経済戦略を正当化しやすくなり
中国の台頭を抑え、米国の戦略的優位を維持しやすくなると考えているのでは

②経済的な理由
米国は中国の経済的台頭が自国の優位性を脅かすとみており
中国と日本の関係悪化を利用し
米国は自国の企業や戦略的インフラを守るために介入する理由を作り
米国企業のアジア市場への支配や利益を促進しようと考えているのでは

同盟国とは言え、所詮は他国ですから
自国の利益を最優先するのは当然のこと

過去に"日米半導体協定"で
日本企業は世界市場での競争力を大幅に落とした経緯があります


中国を煽るのも良いけど、親米過ぎるのも危ないと思っています。
高市首相の手腕に期待したいですね。

以上が、私の情報源が複数ある時の読み解き方です。

総括

情報を日々更新して市場心理を把握して、自身のリスクを見直そう
これまでは企業業績頼りの相場でしたが
ファンダメンタルズを見る相場へシフトしています

ですが
それよりも威力のあるSNSのトランプ砲も忘れてはいけない

それは短期投資だけではなく
長期インデックス積立投資であっても重要です。

リスクを確認し自身の投資は間違ってないか確認しないと
暴落して理由が分からないけど自分の資産が激減してるから狼狽売り

安値だからと買い増して、さらに下落して買い増したけど
また下落したのに資金が枯渇して、底値を逃して機会損失する

自分の感情が原因で資産形成が妨げられると思っています。
それに対して

積立放置するし、アプリも消した、証券会社のパスワード忘れた。
だから安心だ。

というのは有効な対策では無いと思っています。
相場格言に
"上げ100日、下げ3日" というものがあり
株の暴落は一瞬で来ます、下げ続ける状態が過去には10年以上続くこともあります
良く分からない事態に遭遇して、自分が損をしている状況で
頭がパニックになっているのに、正しい判断ができる訳がないと考えています。


積立放置する
→証券会社にアクセスして、積立設定変更できますよね、売却もできますよね。

アプリ消した
→再インストールすれば良いのでは

証券会社のパスワード忘れる
→楽天証券なら"ログインにお困りの方"を参照すれば
 ログインID、パスワード、紛失しても対応する方法が書いてあります
 今すぐ資産を売らなきゃ、自分の人生が終わると思い込んでいる状況で
 ログイン出来ないから自分の人生を諦めるなんて、ありえないと思います
長期インデックス積立投資は自分の感情との戦い。

"資産が増えているから続ける"だけでは資産形成は不可能です。

資産が減った→安く買える→まだ下がるかもしれないから積立継続→
世界大恐慌が来て仕事無くなった。でも生活防衛資金があるし、投資用の待機資金で積立継続→
非正規で生活費工面して、積立継続→不景気の底から脱した、正社員になれた、安心して積立継続→
不景気で安く買えたので資産が急増→退職前に資産を取り崩すシミュレーションする→
問題なさそうなら退職して資産を取り崩して、自分の幸せの為にお金を使う。

私の大まかな楽観シナリオではありますが
上記を想定して人生設計をしています。

取り崩す時に暴落がきても、その前に何十年も積み立てていれば
元本割れはしないと思っていますが、未来のことは分かりません。
それはその時の時世の情報を収集、分析して
適宜対応していけば良いと考えています。
そういう意味からも、今からでも情報に振り回されない習慣を
作っていくことが大事だと思っています

それでは、皆様が情報を正しく活用して幸せな人生を送れることを祈りながら
おやすみなさい

機械科卒で設計一筋、社会人歴 - 1.5年。
当初はバイクパーツの修復とか自作が出来たらいいなと思って、現場で金属加工職志望だったのに。どうしてこうなった。。
一言でいえば"就職氷河期世代"だからなんだけどね。
そんな取り残された世代の自分が、どうやって楽しく日々を過ごせるかを、試行錯誤していきます。

じゅういちをフォローする
じゅういちをフォローする
じゅういちのお金とバイク好きのサラリー生活
タイトルとURLをコピーしました