今日のニュースは
終値は前日比605円07銭(1.27%)高の4万8277円74銭と3営業日ぶりに4万8000円台を回復した。15日に発表したオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの好業績や、16日午後の台湾積体電路製造(TSMC)の決算への期待から半導体関連株に買いが集まる展開となった。
日経平均株価605円高 欧米の半導体株高が連鎖、高市トレード再開 日本経済新聞
昨日までで米中輸出規制の衝突は織り込み終わり
製造装置を作っているASMLが好業績なら
他の半導体関連企業の業績も良いであろうとの
思惑が働いて今日の高値となっているようです。
ASMLは最先端の半導体に必須な露光装置を製造できるただ一つの企業なのもありますが
決算発表が早く、景気の先行指標として注目されています。
ただし
自社のAIソフトウエアを支える半導体やデータセンターの強化を図っているOpenAIはオラクルのほか、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ブロードコムなどとの間で数十億ドル規模の提携を公表している。
AI半導体輸出規制への対応、オラクルが支援-OpenAI Bloomberg
大規模データセンター構築に向け、エヌビディア製の先端半導体を数百万単位で調達する約束が同時に交わされた。この合意は、OpenAIへの投資資金が半導体購入を通じてエヌビディアに「還流」する性質を帯びると直ちに批判を浴びた。
消えないAIバブル懸念-エヌビディアとOpenAIの投資還流で市場膨張 Bloomberg
資金の流れとして、エヌビディア→OpenAI→オラクル→エヌビディアへ 以下ループ そこにAMDやブロードコムが入ってくる。 循環取引ではないらしいけど 外から見ていると半導体関連が一塊になっていて、とても危なく見えます 例えばエヌビディアの株価が下落して 他企業への出資額が減ったら、他の企業に伝播していき 資金が枯渇。倒産の流れが頭をよぎります。 言うなればドミノ倒し 倒れたドミノをその場で立て直すことはほぼ不可能。 上に重なったドミノを順番に除けて、スペースを作り 他と接触しない様に、自立させて配置し 地面が揺れたり、ドミノを並べている人が意図せず触れて また倒れる。 完成するまで、以上を繰り返します。 ドミノを企業として見てみると 意外に似ていると思いませんか? 他社と競合しないように独自性を磨き、顧客を獲得し ある程度成長すると、人と設備に投資をし、さらに顧客を得るが 一定のところまでいくと頭打ちとなり 不採算部署をリストラしたり、他社と協力や買収を行い さらに成長しようとすると、独禁法や租税回避等の境界線をフラフラ歩き 最後には、成長した自身の重みでバブルが弾けるか 神の見えざる手によって、倒れていく。
総括
何事も長期で継続することは難しいが、挑戦するだけの価値はある
AIは一過性ではなく、今後も私たちの隣に存在し
頼もしいパートナーとなる可能性がありますが
現時点ではマネタイズができていない
電力やインフラが足りてない。
人間の思考力や仕事を奪う。
等々の問題もあります。
それら問題の見通しが立った時こそ真価が分かる。
と思っています。
今は株価が過熱しているけど、将来ではもっと上がる可能性も
夢を見過ぎている可能性もあります。
個人的には長期インデックス積立投資を継続していれば
今は使っていない企業も、その内にAIを積極的に導入し
その恩恵で業績が拡大したときこそ。
AIの真価が発揮され、株価が適正水準で推移していくと考えています。
特定の業種に偏ることなく、その恩恵に預かれることも
インデックス投資の強み。
将来の生活はどうなるのか、期待と不安で心躍らせながら
積立投資を続けていきたいと思います。
皆さまに幸多からんことを願いながら
おやすみなさい
