今日のニュースは
3日の米株式市場では人工知能(AI)がソフトウエアサービスを代替するとの懸念を背景に、マイクロソフトをはじめソフトウエアや半導体関連銘柄が下落。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は前日から1.4%下げた。東京市場でもアドテストや東エレクなど主力の半導体関連が売りに押され、日経平均を押し下げた。
東証大引け 日経平均は反落 利益確定売り優勢 – 日本経済新聞
今年に入ってからは、AIの巨額投資の収益化懸念で
AIを使って利益を上げられると考えて、ソフトウェア株が優勢でしたが
業務用ソフトがAIに代替される可能性が高くなった
※過去記事でも取り上げています
260130_AI関連も細分化されて個別に評価されていますが、宇宙や量子コンピューターの期待によって、技術革新バブルは続くと思う
どうもこの考えが主流となりそうなので
改めて
人工知能(AI)のテーマがまたも株式市場を支配した。だが、投資家の関心はAIから恩恵を受ける企業ではなく、AIによって事業モデルが脅かされる恐れのある企業へと移りつつある。
AIスタートアップの米アンソロピックが法務業務の自動化を目的とする新たなツールを発表したことを受けて、3日の株式市場ではソフトウエア銘柄への売りが膨らんだ。中核事業の相当部分を侵食しかねないとの懸念が広がった。ゴールドマン・サックスが算出する米国のソフトウエア株式バスケットは6%下落。トランプ大統領の上乗せ関税発表を受けて売りが広がった昨年4月以来の大幅な下げとなった。
アンソロピック新AIツールで激震、ソフト株急落-市場全般に売り波及 – Bloomberg
これが日本も含めて世界中に波及し
4日のアジア株式市場では、ソフトウエア銘柄を中心に売られている。人工知能(AI)の急速な進歩が従来のビジネスモデルを根底から揺るがしかねないとの懸念が広がっている。
アジア市場でソフトウエア株に売り集中、AI拡大への警戒高く – Bloomberg
多くの既存のSaaS機能がAIエージェント等に飲み込まれていく
※SaaSとは
「インターネット経由で提供されるクラウド型のソフトウェアサービス」のことで
ユーザーはブラウザなどから利用し、インフラ管理やインストールを意識しなくてよいモデルです
過去記事ではUIが改善される話をしましたが
最大の利点としては
コストが安くできそう
従来主流だった「ID数 × 月額」や「機能パッケージごとのサブスク」から
AIは成果指標(リード数、CV数、処理件数、時間削減など)を
リアルタイムで計測できるため
結果に応じた課金がやりやすくなると考えられ
「成果ベース(件数・売上増・コスト削減額など)」や
高度な従量課金へ移行することができると思うからです
ただし
米アルファベット傘下グーグルは、オンライン検索と検索広告を巡る反トラスト法(独占禁止法)訴訟で、違法に独占していたと認定された一審判決を不服として控訴した。想定されていた動きで、事業是正の実施は遅れる見通しだ。
グーグル、検索巡る反トラスト訴訟で控訴-是正措置の実施に遅れも – Bloomberg
派手にやり過ぎると独占禁止法(反トラスト法)の対象になるかも
中国や東南アジア等では
スーパーアプリが流行っていますが
※スーパーアプリとは
1つのアプリ内にメッセージング、決済、EC、配車、フードデリバリー、行政手続きなどを
複数のサービスを統合した統合型プラットフォームのこと
これによりユーザーは単一アプリで日常生活の多くを完結でき、利便性が飛躍的に向上します
民主・資本主義の米国では
スーパーアプリの普及・開発に対して、独占禁止法の懸念が強く
特にアップルについては司法省と訴訟を起こしていて
App Storeを使用して貰えなくなる懸念から
スーパーアプリを「脅威」と認識してブロックしています
我が国としては
ライン(LINE)がスーパーアプリ化中だと考えられ
マイナンバー連携もされて、むしろ行政が推進している流れとなっています
以上の流れから
アンソロピックを率いるグーグル連合側が
エヌビディアがオープンAIに投資する循環取引まがいの
AIマネーマシンより有利なのかというと
※AIマネーマシンについては、詳細は過去記事を参照願います
251127_ハイテク株一本打法は危険水域か、巨額投資に対して収益化が懸念される中、長期投資家はどう振舞えば良いのか
タン氏は、米エヌビディアの最新プラットフォーム「Rubin(ルービン)」と次世代製品により半導体メモリー需要がさらに加速すると指摘。AIは「大量のメモリーを消費する」と語った。
メモリー不足に改善見られず、少なくとも2年は続く-インテルCEO – Bloomberg
グーグルのTPU単体ではデータセンターは機能せず
高価なエヌビディアの半導体が必須であることから
一概には有利とは言えないと考えています
一応
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先月30日、エヌビディアが昨年9月に発表していたOpenAIへの最大1000億ドル投資計画について、社内の一部で懸念が示された後、協議が停滞していると報じた。
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは先月31日、台湾滞在中に記者団に対し、「非常に良い投資であり、次の資金調達ラウンドには必ず参加する」と表明。「当社にとって過去最大の投資」になる可能性があると付け加えていた。
OpenAIの資金調達ラウンド、エヌビディアが3兆円超投資近づく-関係者 – Bloomberg
オープンAIへの投資は確約では無い。から
当社にとって過去最大の投資になる可能性を言及しており
AIマネーマシンは復調しそうな兆しを見せています
普通に考えて、オープンAI以外に
高価なエヌビディアの半導体を、大量に消費してくれる人は居無いことを
思い出したのだと思っています
総括
AIは競争が激化するけど、日本は揺るがない
AIブームの動向を占う重要な指標であるTSMCの見通しは、メタ・プラットフォームズやアマゾン・ドット・コムなどの激しい開発競争を反映しており、エヌビディアのアクセラレーター需要を押し上げている。データセンター投資の持続性を巡る懸念を一部和らげる可能性もある。TSMCも将来の需要に備え、米国を中心に生産能力の増強を加速させている。
TSMC、26年投資計画と売上高見通しが予想上回る-旺盛なAI需要示唆 – Bloomberg
最先端の半導体を造れるのはTSMCだけ
ライバルと思われる
人工知能(AI)ブームを背景に半導体の深刻な供給不足が今年も続くとの見通しを示した。
主力の半導体部門は旺盛なメモリー需要の恩恵を受ける一方、スマートフォンやディスプレーといった他部門にはコスト増の逆風となる。
サムスン、半導体不足継続へ 第4四半期営業益3倍も携帯事業に逆風 | ロイター
サムスンも最先端品を造れはするけれど
1.歩留まりが悪く、コストが割高
※歩留まりとは
製造業などで原材料や部品を投入した量に対して
最終的に良品として得られた生産量の割合を指す指標のこと
2.独自ブランドを持っているので
他社品の半導体を製造するのに抵抗がある
最先端品については、TMSCの独り勝ち状態だと思っています
そして
製造に不可欠な技術は日本が握っている
※詳細は過去記事を参照願います
251231_日本にはまだ強い製造業が残っている。悲観せずに勉強を続けて、インフレに負けない資産形成を考える良い機会にしよう
今のところは
ゴールドラッシュのツルハシ戦略で例えるのならば
ゴールドがAIだとすると
半導体はツルハシだと思ってか
ラピダスで需要に答えようと
国が我らの血税で一所懸命に支援しようとしていますが
いずれは飽和する
と日本の企業は見限っており
半導体をゴールドと捉えて
それを支える技術こそ、"ツルハシ"だと考えているからです
よって、ラピダスは一時的に成功するように見えても
後々になって苦しくなるのではと疑っています
※詳細は過去記事を参照願います。(かなり下部の方ですが)
260117_米国株が軟調なのは、政治が安定していないからなのか。でも政治主導で経済は良くなるのかな
これらのことから
AIブームも一巡し、個別銘柄によって浮き沈みが激しくなってきていて
インデックス指数の伸びも悪くなって
最近投資を始めた方は、やきもきしていると思いますが
まだ
フィジカルAIに量子コンピューター、宇宙進出などなど
技術革新の波は止まりません
そしてその需要に応える
世界人口の増加も続いています
10年以上の長期でインデックスを積立投資するのであれば
むしろ安く買える好機だと捉えることが出来ると思っています
それでは
情報を集めて分析し、自分の頭で考えて
未来を信じて投資を続けた先に
お金に困らない人生を送れることを祈りながら
おやすみなさい
