今日のニュースは
3日の東京株式市場で日経平均株価は前日に比べて561円高い4万9864円で終えた。前日の米ハイテク株高を支えに半導体・人工知能(AI)関連銘柄が買われ、相場をけん引した。足元で一方的に進んでいた長期金利の上昇(債券価格は下落)が小休止するとの期待が買い安心感につながったようだ。
日経平均株価561円高 金利上昇の鈍化に期待、AIに再びマネー – 日本経済新聞
AI関連の銘柄で牽引される、最近のパターンですね
ただ、12月利上げが確実視される中、不動産関連が上昇したのは
府は住宅ローン減税を5年間延長する方針だ。単身や夫婦のみの世帯が増えていることをふまえ、減税が使える住居の広さを今までの原則50平方メートル以上から40平方メートル以上に緩和する。住宅価格の上昇で買う人が増えている中古住宅への支援も広げる方向で検討する。
住宅ローン減税5年延長 政府調整、中古支援手厚く 床面積の基準緩和 – 日本経済新聞
住宅ローン減税が延長されるからなのか
インフレの影響で、以前は1軒家だった土地に3軒建てる
いわゆるペンシルハウス(狭小住宅)でも
買われているのを見ると、需要はある様にみえますが
利上げ局面で買うのは凄い勇気だと思います
普通に考えれば
返済額がどの位増えるのか分からず
物件価格はあまり下がらないまま、借金だけ重くなりやすいし
少し調べても
フラット35の長期固定は2025年3月時点で3%台後半まで上がってきている
知人もだけど
日本はマイナス金利が長かったから
変動金利で借りている人が多いらしいし、大丈夫なのかと心配になってしまった。
一応、日銀の利上げの説明では
今回の利上げをしたところで、緩和状態なのは変わらないので
景気を急減速させるのではなく、アクセルを緩やかにする。
みたいな説明だったと思いますが
利上げする
↓
購買力下がる
↓
企業業績下がる
↓
景気悪化
となるのは常識でしょう
政治でも積極財政して、高圧経済するんだとか言ってるし
インフレ加速していることを考慮すると
スタグフレーションになる可能性が高まると思っています
しかも建屋なんて、年数が経てば資産価値ゼロに近づいていくし
これから家を買う方は
いつもニコニコ現金一括払いが良いかと思います
景気悪化して仕事を失って、家を売却せざるをえない状態の時
売却代金<ローン残高(オーバーローン)だと
①差額を自己資金で埋める
②「住み替えローン」など別ローンを組む
実質、売れない状態になるので注意が必要です
総括
金利は敵に回さず、味方につけよう
といっても、日銀が指摘している通り
現段階では、金利は緩和し過ぎている状態なので、大した力はありませんが
長期視点でどの程度、上げていくのか分からないので
住宅ローン等の長期で返済をするのには向いてないですが
長期で金融資産を持つと話が変わってきます
金利というと債券が頭に浮かびますが
金利が上がると、今まで持っていた債券価格は下がるので
手を出し難いと思います
しかし、金融セクター(銀行株、保険株)であれば
金利上昇で利ざや(貸出金利-調達金利)が拡大するのでお薦めです
今回の様なAIによるイノベーション期待で企業業績が高い状態では
企業としては、設備投資に資金を回したいので積極的に借金をします
いわゆる金融相場の状態であると考えています
但し
金利が高すぎると逆金融相場となる懸念もあります
逆金融相場とは
景気・業績拡大時に金融引き締め(利上げ)で金利が上昇し
株価が調整下落する局面です
資産を安定的に増やすには
政策金利、株価、景気の流れを汲み取って
臨機応変に対応することが大事だと思っています
本当、お金を稼ぐのって大変
そんな私たちには
長期でインデックスを積立投資する最強の運用がありますので
淡々と継続していれば良いかと思います。
それでは
皆様と私の資産が金利を味方につけて
幸福な生活を送れることを祈りながら
おやすみなさい
