今日のニュースは
13日の中国株式相場は下落。債券先物は値上がりしている。トランプ米大統領が対中協議にオープンな姿勢を週末に示したものの、貿易摩擦を巡る投資家の懸念が根強いことを示唆している。
中国株が下落、貿易懸念根強く-トランプ氏は協議にオープン姿勢でも Bloomberg
以前取り上げた記事 中国のレアアース輸出規制 の続報
輸出規制されると、米のハイテク企業へのダメージが大きいので
お決まりのTACO (トランプ大統領はいつも腰砕けになる)が発動。
TACOとは
関税取引きで強気な条件を提示しても、最終的には並、もしくは弱気な条件で妥結する意。
交渉される側からすると、強気な条件は無理だけど
当初案より条件が下がれば、これならしょうがないか
むしろ交渉することによって、お得になった。
と、思える人間心理を利用した、トランプ流交渉術。
傍から見ていると、また条件下げたのかよ、根性なし。と映って滑稽なさま。
と、ここまで聞くと、中国有利に思えますが
中国のAI関連企業も、米企業のエヌビディアが設計した、半導体を使用しているので
ブーメランを食らっている状態です。
これが "貿易戦争に勝者はいない" と言われる所以
他国に頼るから、こんなことになるんだよ。
仮に、資源も食料もあって一人でもやっていける国が鎖国をしたとして
経済成長が自国内だけに頼ることとなるので、人口減少しただけで不景気へ。
通貨を発行しても、インフレが進行し物価高。
そして、政治不信から一揆。政権交代が加速し
最悪のスタグフレーションへ。
鎖国を経験している日本でも
徳政令を発布して、ガス抜きはしても
根本的解決にはなっていないので
不景気が過ぎ去るのを、じっと耐えただけ。
そして何よりも
イノベーションが起こり難く、世界から取り残されて
浦島太郎になるのは明白。
特に我が国は法整備が未だ昭和一桁から変わっていないものが多々あります
例えば、遺族年金については
令和で多様性が進んでいる中、女性の社会進出を謳っているのに
働いている女性が亡くなった場合
家事をしていた男性に子供がいない。55歳未満の場合などは
受け取れない状態です。※条件が複雑で、例外もあります。
やっと、2028年から改正が入り、条件が少し緩和されるようですが。。
閑話休題。
総括
比較対象が無ければ、自分の状態が分からない
ライバルや目標とする人物がいてこそ 自分の長所や欠点に気づき、改善案を模索し、行動に移し、時に失敗を経て反省をし 理想の自分へと成長していくもの。 それこそが人間の力だと信じています。 人の集合体たる国家も同様であると思っています。 ただし、今の世のトレンドである 権威主義については、その範疇にはなく 民主的に選ばられた私の行いは全て正しいのだと、屁理屈をこね。 傍若無人、唯我独尊。他人に敬意を持たない時点で 自由民主主義を刷り込まれた身からしてみると ジャイアニズムにも劣る愚劣な制度ではないかと疑っています。
どれだけ言葉を重ねたところで
他人を変えることは不可能。
変えられるのは自分だけ
ゆえに、できることを精一杯。
投資をする上で世界情勢からは目を背けることはできません。
少しでも世界が平和の方へ傾くことを祈りながら
おやすみなさい
